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ダウ理論FX


ダウ理論FX

100年以上前に誕生したダウ理論はテクニカル分析の元祖と考えられています。
それは、現在の多くのテクニカル分析とされるものが、何らかの形でダウ理論に
由来するものだからです。テクニカルを学ぶには、まず、この1世紀以上もの間、
投資家の役に立ってきたダウ理論からスタートするのがベターだと思います。

(1)平均はすべてを織り込む
この法則は、すでにテクニカル理論で触れた前提1『市場の動きはすべてを織り込む』とマーケットの動きと平均が変わっているだけで、基本は同じことです。需給に影響を与えるすべての事象・要因が市場平均に反映されているということで、予測不可能なものでさえ、直ちに、価格に織り込まれ、吸収されていきます。

(2)トレンドは3種類ある
ダウが定義しているところのトレンドを説明すると、アップ・トレンドとは連続する高値、安値の各々がその前の高値、安値より上にあるものです。言い換えれば、上昇する山と谷のパターンを連続して形成するもので、ダウン・トレンドは下降する山と谷のパターンを連続して形成するものということになります。投資家にとって最重要なのはマーケットの方向性であるというのがダウの信条であり、ダウは、トレンドを大きく、主要トレンド、二次的トレンド、小トレンドの3種類に分類しています。その中でも、主要トレンドが一番重要視するところで、これは、通常一年以上、時には数年間継続します。二次的トレンドは、主要トレンドの調整局面とみなされ、通常3週間から3ヶ月間継続し、調整は通常前段階のトレンドの1/3から2/3戻しとなり、しばしば、半分(50%)に及びます。小トレンドは、3週間未満の継続期間で二次的トレンドの短期的調整とみなされます。

(3)主要トレンドは3段階からなる
ダウの言う主要トレンドは通常3段階からなっています。第一段階は、悪材料はすでに市場に織り込まれたと考える先行型の投資家に代表される買い集めの段階です。第二段階は、価格が急伸し、トレンド・フォロアーの多くが市場に参加し始める段階です。 第三段階は、トレンドの最終段階で、新聞等の記事が強気になり、一般投資家の参加も増え、思惑的な出来高が増え始める時期です。また、底値圏で誰も買い手がいないときに買い始めた投資家が、今度は他の誰も売っていないうちに利食い売りを始める時期でもあります。

(4)平均は相互に確認されなければならない
ダウは工業平均と鉄道平均について、この両者が同じシグナルを示さない限り本格的な強気相場あるいは弱気相場は始まらないと言及しています。シグナルの発生は、同時である必要は無いが、接近していればいる程よく、両平均が乖離している場合は、それまでのトレンドが継続しているものと考えられるとしています。

(5)トレンドは出来高でも確認されなければならない
トレンド発生のシグナルを確認するための重要なポイントとして、出来高をあげています。どういう事かといいますと、『出来高は長期トレンドの方向に即して増減する。』という法則です。主要トレンドが上昇トレンドであれば、出来高は価格の上昇に追随して増加し、下落する時には減少する。逆に、下降トレンドであれば、価格の下落時には出来高が増加し、反発時には減少するというものです。ただし、注意が必要なのは、出来高はあくまでも二次的指標であり、ダウ理論における売買シグナルは、完全に終値に基づいているということです。

(6)トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
この法則は、現在利用されている多くのトレンドフォロー型手法の基礎となるものです。通常、確率的にはトレンドは継続すると考えられていますので、この法則に従うことで、比較的間違いを犯す可能性は少なくなるはずでしょう。ただ、トレンドを分析する中で一番難しいのは、トレンド継続の中での二次的な調整局面と新たなトレンドへの端緒との区別です。転換シグナルの発生に関しては、同じ理論を用いる者でも意見が分かれることがあります。

日時:2008年06月20日 16:16